着物と浴衣の違いとはなんでしょうか?

 

 


着物と浴衣をどんな時に着る

イメージがありますでしょうか?

 

着物は成人式や結婚式などのイベントで着られ、

浴衣はお祭りや花火大会などに着ていく

イメージがありますよね。

 

着物も浴衣も形や雰囲気は

一緒なのに何が違うのでしょう~。

 

・・・どうして着ていく場所が違うのか、

成人式や結婚式にどうして浴衣で

行ってはいけないのでしょうか?

 

そもそも・・・着物と浴衣にはどんな違いがあるのか、

紹介してみたいと思います。


着物と浴衣の用途の違とは?


浴衣は着物の一種であり、

夏に着る薄手の着物なんですね。

 

現在でも、着物はフォーマル用で

浴衣はカジュアル用と定着していると思っています。

 

日常生活の中で着物を着る機会は少なくなりましたが、

 

一般的に着物は晴着(はれぎ)とも呼ばれ、

結婚式やパーティーなどのお祝いの席や、

お茶・お花の席、初詣や成人式、などの

 

フォーマルウエアとして着用されていますよね。

また、冠婚葬祭や歌舞伎などの舞踊や、

美術館鑑賞の際も着物を正装として選ばれています。

 

 

 

日常的な場面から生まれた浴衣は、

 

公式な場面には着ていけませんが、

夏祭りや花火大会、盆踊り、カジュアルな食事会など、

 

夏のイベントに着られる事が多いですね。

 

浴衣はもともとパジャマ代わりとして着らていたそうです。

平安時代は貴族だけが浴衣を使っていました。

 

江戸時代になると、銭湯に行くのが一般的になり、

風通しがよく、汗をよく吸ってくれる浴衣を

入浴後に着用される様になったんですね。

 

なので、浴衣はパジャマとして使われていたんですね。

 

浴衣は着物よりカジュアルなものとして、

今でも着用されています。

 

カジュアルな浴衣は遊び着としても着られるので、

帯や履物などで自由にアレンジすることもできますよね。

 

浴衣は、透け防止に肌襦袢や浴衣スリップは着ますが、

長襦袢は着用しないんです。

 

夏の暑い時期に長襦袢を着ると汗だくだくになりますし・・・。

一方、着物の場合、着物の下に肌襦袢や長襦袢を着ますよね。

肌襦袢は私たちが今洋服の下に着ている、

 

キャミソールやタンクトップのような

下着と同じようなものなんですね。

 

着物の首元や袖口から長襦袢の衿や袖が見え、

 

あえて重ね着しているように見せるために長襦袢を着用します。

 

 

さらに素材の違いもあるんですね。


着物と浴衣で主に使われている、

素材にも特徴の違いがあり、

 

着物素材の中では、最上級の位置付けなのは絹素材なんですね。

付下げや訪問着などの高級着物には絹が多く使われていて、

麻やウール、ポリエステル素材の着物も多数あります。

 

(絹):光沢があり柔らかい素材で付下げや

    訪問着などに使用されていますね。

 

(麻):薄手でハリのある素材で主に夏着物に使用されているんです。

 

(ウール):厚手でシワになりにくく汚れにも強いので

    冬の普段着に多く使用されていますね。

 

(ポリエステ):化学繊維のため強度があり自宅で洗濯もできるので
 
    様々な種類の着物に使用されているんです。


そして、浴衣素材の中では現在は木綿がよく使われているんです。

 

綿と麻の混合生地などもありますが、

最近はポリエステル製の浴衣も多く発売されている様です。


(木綿):汗や水分をよく吸収し洗濯もできるので浴衣では定番の綿素材。

 

(麻):他の素材より固くシワになりやすいですが、

    肌触りが良く吸収性や発散性が高い麻素材。

 

(ポリエステル):とろみ感のある肌触りで、

     汗を吸収し速乾性もあるので取り扱いやすい素材ですね。

 

浴衣も着物も着る機会は限られるので、

違いがあってもそれがよくわかりませんよね。

 

浴衣を着るけど着物は着ないという人も、

違いを知っておけば何かのときに役に立つことが出てくるでしょう。

 

【きものバック】

https://shop.an-ciel.com/products/list?category_id=1

 

 

 

WEB SHOP
お問い合わせ
ページ上部へ

CONTACT

06-6241-6187