ニットの種類についてのご紹介です。【ゲージ】【編み方】【柄】

ニットは、オールシーズン着用するとても身近なアイテムです。とても種類が豊富な『ニット』ですが、

どのような種類があるのか。。今回は、ニットの種類の基礎的な

【ゲージ】【編み方】【柄】について、少し深掘りして、ご紹介していきたいと思います。

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【ゲージ】とは?

ゲージとは、簡単にいうと、編み目の大きさの事です。編み目の大きさは、糸の太さと編機によって決定されます。

糸が細いものは、針も細いもので編まれますので、それで編んだ編み目は、小さく細かい編目となります。

太い糸は、太い針で編まれますので、編み目は、大きくなります。

ハイゲージ

“ハイゲージ”と総称されるニットは、細い糸で細かく編まれたニットの事になります。一般的には12ゲージの編機で編まれたものからが、ハイゲージと呼ばれる事が多いです。14.16ゲージなど数字が大きくなるほど、細かい編み目になります。

ハイゲージのニットは、編地が薄くとても繊細なので、一般的には高級品が多いかと思います。コットンはもちろん、ウールやシルク、カシミヤなど高級感のある素材が向いています。

ローゲージ

“ローゲージ”と総称されるニットは、太い糸で編まれた編み目の大きいニットの事を指します。イメージ的には、手編みのニットのような感じのものです。ざっくりふっくら編まれているので、カジュアルテイストのニットに多いかと思います。

コットンやウールはもちろん、ファンシーヤーンと呼ばれる変わった糸で編まれるボリューム感のある楽しいニットもローゲージニットの特徴となります。

ミドルゲージ

“ミドルゲージ”と総称されるニットは、ハイゲージとローゲージの中間的な編み目のニットの事です。程よい厚さの編地なので、お取り扱いもしやすく、一番着やすいニットです。ジャガードなどの柄入りのニットなどもこのゲージが多いかと思います。

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【編み方】とは?

ニットには、本当にいろいろな種類の編み方がありますが、今回はよく見かける代表的な編み方を説明していきます。

◆天竺編み

編地が平らな編地です。一番よく使われている編地です。Tシャツなどにも良く使われます。

ケーブル編み

縄編みとも呼ばれる編地です。編み目を交差して縄のように見えるのが特徴です。

3つ編みのような複雑な立体的な編地もケーブル編みにはあります。

畦(あぜ)編み

縦筋の編み目が特徴の畦編み。リブ編みとも似ていますが、リブ編みより、しっかりしていて立体感があります。

程よいボリュームがあり、型崩れしにくい編地です。

鹿の子編み

凸凹している編地です。代表的なのがポロシャツによく使われている編地です。

編地が凸凹してるということは、触るとサラサラしていますので、汗などをかいても肌にベタベタしにくく、スポーツウエアとしてのポロシャツに使われる事が多いです。

◆ワッフル編み

名前の通り、お菓子のワッフルのような見え方の編地です。網目のようにポコポコして、クラシックな印象の可愛い編地です。

◆伝統的な模様編み

アランニット(フィッシャーマンニット)、ガーンジーニットなど、伝統的に受け継がれている編み柄もあります。

〜アランニットとはフィッシャーマンニットとも呼ばれ、アイルランドのアラン諸島を起源のニットです。元々は漁師さんの為のニットで、防水、防寒の為、素材はウールで、しっかり編まれてるのが特徴です。

〜ガーンジーニットとは、ヨーロッパにあるガンジー島で生まれたフィッシャーマンセーターです。アランニットの元祖と言われています。

 

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【柄】とは?

たくさんニットには柄がありますが、良く見かける柄の特徴をお話ししましょう。

◆ボーダー柄

横方向にラインが入っている柄の総称です。太い間隔のものや細い間隔のボーダーがありますし、規則正しいものや不規則な感覚のボーダーもありますね。

ちなみに2色使いの事をバイカラー、たくさんの色を使う事をマルチカラーなどと呼びますので、”マルチボーダー”とは多色使いのボーダー柄の事を指します。

あと、似ていますが、縦方向のラインの柄は『ストライプ柄』です。

 

◆チェック柄

チェックとは縦縞と横縞が組み合った柄の事です。千鳥格子、タータンチェック、ウインドペーンなどたくさんの種類があります。

2色使いや、多色使いでチェック柄は自由に作れます。編地はジャガード編機やインターシャ編機などで編む事が多いです。

◆アーガイル柄

菱形を連続して繋がった柄。英国の代表的な柄として有名ですね。制服やスポーツウエアのイメージもありますが、柄のバランスや配色などで、シックなイメージからカジュアルまで、万能な柄になります。

◆伝統的な柄編み

〜フェアアイル柄とは、スコットランドのシェトランド諸島、フェア島の伝統的な柄です。とても綺麗な色使いで、幾何学模様が横段につながっているのが特徴です。柄はそれぞれの漁師さんの家紋を表してると言われています。素材はシェットランドウールで編まれています。

〜ノルディック柄とは、ノルウエーなどの北欧の伝統的な柄の事で、雪の結晶たやトナカイ、もみの木など、北欧のモチーフが編み込まれているのが特徴です。

〜カウチンとは、カナダのバンクーバー島に住んでいたカウチン族の伝統的な柄です。自然現象をモチーフとしたものが多く、ワシやトナカイなどの動物や雪の結晶などが特色です。太い糸で編まれているのも多く、襟付きのデザインも多く見られます。

 

今回は、ニットの種類を少し深掘りしてみました。ニットを選ぶときに、お役に立てると何よりです。

 

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