例えば、1着の要尺が1mの場合、30m巻の生地だと30着、
40m巻の生地だと40着が最小ロットとなってしまいます。
さらにニット（横編み）では、1枚が約400gついて、
1kgでは2.5着しか取れず、糸巻きでは最低ロット数が、
8kg~10kg必要になってきます。
なので、最小ロット枚数が30~40枚必要になってきます。
小ロットで依頼したい！
近年のアパレル業界では、顧客ニーズの多様化や
環境意識の高まりなどを背景に、
小ロット生産の需要が増加してきています。
現在のアパレル業界の状況から、
なぜ小ロット生産が求められているのか？
小ロット生産に適しているOEM生産と
その委託手順についてご紹介したいと思います。
ロット数とは、同種の製品を1回で
生産するときの最小単位として使用される言葉なんですね。
製品によって1点1ロットにしたり、
数千点を1ロットにしたりする場合もあり、
生産・販売する企業側の裁量によって決められます。
アパレル業界でもよく使われる単位であり、
製造や販売の際にロット数を調整することで、
利益向上につなげることも出来ます。
アパレル業界では、このロット数での生産において、
1ロットの数を抑える小ロット生産が求められるのが現状です。
インターネットやSNSが普及したことにより、
必要な情報を自分で簡単に手に入れられる今では、
ある程度のトレンドをおさえつつも、
自分らしさをデザインに求める傾向があります。
服に関しては、”ただ着るだけの服”や、
”ただおしゃれな服”だけでなく、
”夏は涼しく、冬は暖かく””快適な着心地”という
機能性を備えた服が低価格で求められています。
消費者が多様化している状況下では、
従来の大量生産ではなく、顧客それぞれのニーズに
応じた多品種少量生産が求められており、
小ロットによる生産が重要なんですね。
でも、小ロット生産における多品種発注は
コストがかかる小ロットは、大ロットよりも
基本的にコストがかかるのが現状。
生産者側としては、多く注文してくれるのであれば、
交渉にて多少単価を下げることも検討できますが、
単価を下げても、大量に生産を任せてくれるので
利益を確保できるからですね。
しかし、小ロットの場合、生産業者側にとっては
さほど大きな利益にならないので、
単価は高めに設定されるものなんです。
ましてや単価の高い生産方式を、
多品種で行うとなれば、コストがかかるんです。
又、最近ではニーズの多様化だけではなく、
”サスティナブル”や”SDGs”といったキーワードを
よく耳にするように、環境面への意識も高待っているのが現状。
サスティナブル（sustainable）の意味は？
”持続可能”であるさまとなっています。
特に、地球環境を保全しつつ持続が
”可能な産業や開発などについていう”とされている様です。
大きく分けて①環境②人権③平和があり、
資源の無駄を極力削減して製品を開発したり、
適正な賃金を労働者に
支払ったりすることが例として挙げられています。。
このような意識の高まりもあり、大量生産・大量消費といった
従来の生産体制が見直され、
作りすぎによる在庫を抱えるリスクが
少ない小ロット生産が注目。
アパレル業界は世界で2番目の環境汚染産業と
言われており、大量生産・大量消費ではなく
サスティナブル（持続可能）な産業への変化が重要視されています。
多くの消費者がファッションにサスティナブルを
取り入れたいと考えるようになり、
サスティナブルがアパレル業界において
きなビジネスチャンスになるかもしれませんね。
このサスティナブルの考えがアパレル業界で
注目されていて、アパレル業界におけるサスティナブルとは、
下記３つの条件を満たすことだそうです。
”製品が環境に配慮されているのか”
”公平や雇用形態、安全な職場環境が確保されているのか”
”動物の権利が守られている”
リサイクル品を使って作られたファッションアイテムは、
環境問題に配慮して作られたといわれています。
廃棄物や不要なものを使用してより価値の
高いものを生み出すという、アップサイクルの、
考え方を取り入れることもサスティナブルの一つですね。
消費者の価値観の変化によって、
アパレルやファッションのトレンドも変化してきています。
サスティナブルは今後も注目されると思います。
エコ素材の活用、古着リサイクル、シェアリングビジネスなど、
新たな市場が次々と開拓されていく可能性を期待したいです。
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こだわりセーター・ニットを小ロットから作成可能でございます。
お気軽にアルカンシェルまで、お問い合わせください。
TEL:06-6241-6187 Fax:06-6241-6144
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