昔の着物のやり直し

日本が海外に誇る文化の1つである”着物”。

 

日常的に着ることは少なくなりましたが、

成人式や結婚式などの節目の行事に着る機会はあり、

今なお日本人に愛されている伝統だと思います。

 

洋服ではあまり考えられないですが、

 

着物の場合は私が昔、着たものだけれど・・・と、

家族や親族から古い着物を譲り受けると、

いう場面が今もあるかも知れませんね。

 

その方の人生の晴れの場面を彩った着物や、

 

大切な想い出の詰まった着物を受け継いで

着ることは素晴らしいことですよね。

 

またそれは、流行に左右されにくい着物だから

こそ、できることでもあると思います。

 

古い着物を着る際に気をつけたい注意点と、

古さを感じさせない着こなしのコツをご提案します。

そもそも着物とは、どのように出来たものなんでしょね?

 

着物の起こりと、そのたどってきた

変遷をご紹介したいと思います。

 

 

着物の起源は弥生時代からとされています。

 

着物の起源は、”小袖”といわれるものが

はじまりとされているそうです。

 

小袖とは袖口が小さい着物のことで、

庶民を中心に発展した着物らしいです。

 

この小袖の起源をたどると、

何と弥生時代までさかのぼるといわれています。

 

弥生時代、男性は1枚の布を体に

巻き付けた巻布衣(かんぷい)を、

 

女性は穴に頭を通した貫頭衣(かんとうい)を着ていて、

その後、男性はズボンのようなものに、

 

又、女性はスカートとツーピース型の衣服を

着る様になっていくんですね。

 

今ではすっかり洋服が定着した日本ですが、

 

少し時代を遡ると、衣服と言えば”着物”で

和装が当たり前だったんですね。

 

女性は婚礼の際に嫁入りの道具のひとつとして

着物を誂えることが一般的でした。

 

そのような背景から着物は、

弟や妹にお下がりとして譲ったり、

 

大切な晴れ着を親から子や孫へと

受け継ぐことが多々あったと思います。

 

 


大切な着物を譲り受けたら、

より美しく着こなしたいものですが、

 

着用前に必ずチェックしておきたい、

注意点があるので気をつけてくださいね。

 

昔の古い着物にはよくありがちなトラブルですが、

 

早く気付くことができれば、

対処も可能ですので忘れずにご確認しましょう。

 

それはシミやカビ、変色などのトラブル。

 

長い間、タンスにしまいっ放しになっていた着物は、

思ってもない部分にシミが見つかったり、

カビや変色などのトラブルを起こしている事がります。

 

着付けで隠れる部分ならまだしも、

目立つ部分のトラブルはカバーが難しいので、

 

事前に着物の状態をくまなくチェックしておきたいですね。

 

又、現在ではニオイトラブルの無臭タイプや、

防虫剤がたくさんありますが、

 

30年ほど前までは、どの防虫剤も独特の

ニオイを持つものが当たり前だったんです。

 

古い着物は、そのニオイの中で何年もしまわれていた影響で、

生地自体にニオイが染みついている場合があるので、

 

タンスから出してもなかなか消えないことが

あるので注意しましょう。

 

 

とにかく早めの確認が肝心です。

 

これらは早く気付くことができれば、

実際に着るタイミングまでに対処できることもあるので、

 

着物は非常にデリケートなものです。

 

自己流でやってしまうとかえって

トラブルを悪化させる場合があります。

まずは専門家に相談する事をおすすめします。

 

中でも、着物のお手入れ、

お直しのプロである悉皆屋さんなら最善策を提案してくれます。


今は古い着物をより素敵に着こなす事が注目されています。

 

昔は、御祖母さんやお母さんが着られていたような古い着物には、

今の着物とはひと味違った魅力があることは先述の通りですが、

 

より素敵に着こなすためにはちょっとした

ポイントやコツがあるんです。それは・・・

帯まわりの組み合わせですね。

 

 


昔の帯は、豪華絢爛な刺繍や織り柄が多く、

 

それはそれでひとつの魅力なのですが、

着物も帯も昔のものを組み合わせると、

 

どこか古めかしい印象になりがちになります。

なので、古い着物には今の帯を合わせる

というのが大きなポイントになります。

 

この点を押さえると、昔の着物に現代的な

 

テイストがプラスされ、今の着物と

今の帯という組み合わせにもない素敵に組み合わせられます。

 

さらに、帯揚げや帯締めといった帯まわりの小物も、

必ず今のものを使うようにしたいですね。

 

着物姿全体から見ればごくわずかな面積しかありませんが、

組み合わせるとアクセント色にもなります。

なので、帯と小物の色合わせが今っぽいだけで、

 

昔の着物であっても古臭さを感じさせず、

 

垢ぬけた組み合わせになると思います。

 

なお、色ヤケや黄変で劣化した帯揚げや帯締めを使うと、

全体が締まらずぼやけた印象になってしまうので、

それを避けるためにも発色や光沢が美しい、

 

今のものを組み合わせるのが最強だと思います。

 

大切な着物を譲り受けたものの、

どうしても対処できない悩みも出ますよね・・・。

 

今では海外でも”kimono”として多くの方に

伝えられています。

 

海外に誇るべき日本の伝統文化きものを正しく知り、

又、自分流にアレンジすることも楽しみたいですね。


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